スバルのSTI戦略

スバルの走りのDNAを前面に押し出し、プレミアム性を高めたコンプリートカーを生み出しているSTI。

 

昨年はレヴォーグにSTIスポーツを設定したほか、先代XVハイブリッドにtS、さらにWRX S4にtSを今年3月まで限定発売するなど精力的にコンプリートモデルなどをリリースし続けている。

 

そんなSTIだが、今年秋の東京トーターショーでは究極コンプリートカー、S208がスタンバイしている。

 

前作となるのが、15年の東京モーターショーで発表され、630万円以上という高額モデルながら即日完売となったSTIのコンプリートモデル、S207。

 

今回のS208はSらにパフォーマンスを向上させるため、EJ20ターボの最高出力を328psから330psに向上させ、トルクをアップさせる方針でチューニングしているという。

 

また、冷却性能に関しても見直しを図っており、専用ecuを採用する。

 

当然、足まわりにはs207同様にビルシュタイン製のダンプマチック2が譲られることになるが、装着されるのは今回もフロントのみだという。

 

さらに詳細は判明していないモノの、ボディ剛性向上のため、車体関係でのチューニングを強化しているという事は、2017年1月の東京オートサロンでSTIが公言している。

 

販売台数はs207が400台だったのに対し、s208はもうちょっと少ない300-350台前後に絞られる見込みだ。
ベースとなるWRX STIが2017年夏にD型へのマイチェンを受けることで、基本性能が上積みされたコンプリートカーになるのは必要。

 

今年秋の登場が今から楽しみな1台。

 

パワーはS207から2psアップの330psにとどまるが、トータルバランスで大きく進化する。

 

スバルがやめたもの

 

軽から汎用機器まで。

 

スバルは「選択と集中」を推し進めている。

 

2002年にバス車体と鉄道車両の生産から撤退。

 

08年シーズンを限りにWRC活動から撤退。

 

12年にはサンバーの生産終了で計J同社から撤退するとともに、風力発電事業を売却。

 

さらに13年にはロボット事業を他社に譲渡し、ごみ収集車事業を売却するなど、事業をクルマと航空機に集中する施策をとりづづけてきた。

 

そして2017年は9月末を持って産業機器事業から撤退する。

 

汎用エンジンをはじめ、スノーモービルなどの高性能車載用エンジンや発電機などを生産、販売してきた事業で、1950年に大宮富士工業を設立して以来、67年間の歴史を誇る。

 

そんなにも長い歴史を紡いできた事業からも撤退するとは、スバルの選択と集中の本気ぶりがわかろうというものだ。

 

産業機器事業の人員は今後、自動車事業に配置転換される。

 

番外編:自動車メーカー広報部の愚痴集

自動車メーカーの広報部へメディアに対する「やめてほしい」を聞いてみた。

 

「涙の陳情編」をお届けします。

 

「明日までに調べてください」
最近は「今日中にこれを調べてください」という以来はなくなったけど、「明日中に」が多い。

 

「社長への取材は簡単じゃない」
正直「依頼すればある程度の期間で取材できる」とは思わないで欲しいですよ。

 

「基本的部分まで聞かないで欲しい」
一般紙ですけど、新車のスペック等基本的部分で、「原稿チェックしてください」と言わないでほしい。
プロなんだから自分で書いた原稿は自分で責任を持ってよね。

 

「新車(広報車)に傷が」
貸出おろしたての広報車に傷がついて戻ってきた。
十分気をつけて運転して欲しいですよ。
え?おろしたてって何キロ走行かって?
3-4キロですよ。涙